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ダイエットを目的にしたらどんな運動が効果的なの?

ランニングで得られる身体の変化

ランニングは、筋肉を増強させるような強い負荷を付けて行うものではありません。
そのため、見た目での変化は確認しづらいでしょう。
一方で、身体は着実に変化しているのです。

酸素を身体に取り入れることで脂肪をエネルギーとして燃焼させる有酸素運動のランニングは、細胞レベルで大きく変化が見られます。
細胞内でエネルギーを作り出す事に需要なミトコンドリアの量やサイズが増強され、より効率的にエネルギーが生成されるようになるのです。

このことで、筋肉を動かすためにより大きな力を出すことができるようになっています。
また、地面に足をつくときの衝撃は体重の2~3倍の力がかかっています。
この衝撃は骨にとって有益に働き、骨密度を変化させるでしょう。
加齢により深刻になる、骨粗しょう症のリスクを減らすことにも有効なのです。

生命活動の上でも大きな変化が

運動する際に、脂肪や糖を燃料としてエネルギーが消費されていきます。
通常の時よりもエネルギーの需要が増えるため、身体の中で代謝が活発になるのです。
ハードなランニングを行った場合、ランニングを終えた後も代謝が上昇したまま長時間持続しています。
つまり運動せず安静にしている時間にも、通常より多くのカロリーが消費されると言えます。

また、酸素を多く取り入れる有酸素運動であるランニングは、酸素と栄養を体の各部に供給し、二酸化炭素や老廃物を体外へ放出する役割を持つ循環器系の働きにも、影響を与えるのです。
週に数回、定期的にランニングを行うことは、循環器系の病気の発症リスクを低下させる研究結果が多く報告されています。
脂肪を燃焼させることで、血糖値を調整しているインスリンの働きも向上することにもつながり、高血圧症や糖尿病のリスク低下にも役立つでしょう。


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